口に出さずにいられない
今回は、大阪のオバちゃんの代表的な行動のひとつを紹介しよう。
それは『思ったことは口に出さずにいられない』という行動である。ではそれはどんな状況のときにでるのか・・・。
例えば、オバちゃんが道を歩いていたとしよう。オバちゃんの注意力というのは恐ろしく範囲がせまい。もし友達としゃべりながら道を歩いていたら、その注意力は一切まわりに向けられることはなく友達との会話のみに集中する。
3〜4人で道幅いっぱいいっぱいに広がってワァワァしゃべりながら歩く。後ろから車が来ようが自転車が来ようが関係なし!!自転車のベルを鳴らしても、しゃべっているオバちゃんの耳には届かない・・・。
しかたなくオバちゃんたちの横をすり抜ける。そのときである!!少しでもオバちゃんのバッグや腕にぶつかろうものなら・・・
いやっ!!危ないな〜!!!!
とか、
あ〜こわぁ〜!!
など、しっかりハッキリ明確に口に出してのたまう。まかり間違っても『心の中で思うだけ』などという奥ゆかしさなどあろうはずもない。普通、オバちゃん以外の人種は、たとえ危ないなぁと思っても言葉にすることは少ないよね。
ところで私の友だちの話なんだけど・・・。(言っておきますが絶対に私じゃありませんよ)
20代の頃のこと。絵に描いたような大阪のオバちゃんの集団が、道幅いっぱいにベラベラしゃべりながら歩いていたそうな。チャリに乗っていた彼女は通るに通れず、後ろから「すいませ〜ん。ちょっと通してもらえますかぁ」と声をかけた。しかし、オバちゃんたちの注意力はおしゃべり以外に向けられるわけもなく、その声はオバちゃんたちの耳には届かなかった。2度3度と繰り返してみたが、むなしくしゃべり声にかき消されてしまった。しかたなく無理やりオバちゃんたちの間を分け入って通り過ぎようとしたそのときだ!!
いやっ!!ちょっと危ないやないの!!
友だちの背後からオバちゃんの非難の声・・・。そのとき彼女の中でプチッと何かがキレる音が聞こえたという。
うるさい、オバはんっ!!じゃまやっちゅうねんっ!!
気付いたときにはそう口走っていたのだそうだ。さすが大阪の女子!!しかし、その一言で悲劇は起こった。連れ立って歩いていたオバさんたちが一斉に大きな声で・・・
ひゃ〜ガラわるぅ!!
恐ろしいコやな〜!!
なんやのあのコ!!
などなどなどなど・・・。周囲にいた人たちからは注目され、おまけにまるで彼女が悪いかのような目で見られたという。
このように世界は自分たち中心にまわっているオバさんたちに、思った事をいちいち口に出されていた日にゃ〜たまったもんではない。でも今日もオバさんたちは大阪のどこかで、怖いものなしで思った事を叫んでいるはずだ!!!!
ちょっとあんた!!危ないやんかっ!!!!!