いらち人間
皆さんは『いらち』という言葉をご存知だろうか?ちなみにインターネットの国語辞典で調べても「検索結果が見つかりませんでした」である。ということは正しい日本語じゃないわけか・・・変換しても出てこないし・・・大阪弁なんやなやっぱり。
『いらち』とは「せっかちな人。すぐにイライラする人」、だいたいそんな意味である。
大阪人はこの『いらち』が多い。とにかく待つということが出来ない人が非常に多いのである。
では『いらち人間』の代表選手をひとり紹介しよう。
それは我が父である。子供の頃のことになるが、私は父親と外で食事をするのが好きではなかった。なぜなら、うちの父親は天下一品の『いらち』だからだ。
娘たち「わたし、お子様ランチ〜♪」
父 親「ワシはとんかつ定食にするわ」
母 親「ほな私はエビフライにしよかしら」
全員のオーダーが決まった。歓談しながら待つこと15分、お子様ランチが運ばれてくる。ほどなく母親のエビフライ定食も運ばれてきた。
父 親「おまえら先に食べてええぞ」
母 娘「いただきます」(嫌な予感)
20分、25分・・・父親のとんかつはいまだ運ばれてこない・・・。母娘の不安は次第につのってくる・・・。
父 親「ちょっと!!(店員を呼ぶ)とんかつはまだかいな?」
店 員「はい。すぐにお持ちしますんでぇ」
父 親「ちっ!」
さらに5分経過・・・10分経過・・・。そろそろである。
父 親「おい!すぐに言うて10分たつやないか!!」
店 員「すいませ〜ん」
父 親「もうええっ!!!!おい!!(私たちに)もう出るぞっ!!」
出た・・・。母娘が凍りつく瞬間である。別に急いでいるわけでもなければ餓死寸前というわけでもないのに、いらち大魔神としては、待つといのは10分が1時間にも感じられるのだろう。また、こういう場合、
えてして『いらち』人間の頼んだものが一番最後に来ると相場が決まっているのが不思議なんだな〜。
ところが『いらち』はうちの父親だけに限ったことではない。外食をしているとたまに同じような人を見かけるし、お店に人が並んでいたりするとハナから入ろうとしない人もたくさんいる。
ちなみに私も、いくら美味しいと評判のお店でも人が並んでいたりすると、一瞬にしてそのお店に入るのを断念してしまう。そこで皆さんに質問です。
A.軽く30分は並ばなきゃいけないけど美味しいと評判のお店に入る。
B.並ぶ?冗談やろ!!お腹がすいてるのに30分も待てるかいっ!!
さてあなたはどちらのタイプ?もしあなたがBを選んだなら、あなたは間違いなく『いらち人間』だ!!!!