いい加減な人種
これまで何度か大阪人の生態を紹介してきて、読んでいただいた関西以外の方には、「大阪人ってわけがわからない」とか「最悪っ!」と思われているかもしれない。
ものはついでだから(何がついでなのか・・・)、大阪人独特の『いい加減』な部分も紹介しよう。
どんな部分がいい加減かというと、それまで毛嫌いしていた人間が、ある日突然「こいつ結構ええヤツやん」に変わるところだ。しかしてその基準は大阪弁をしゃべるかどうかだったりする。そして大抵の場合、一生かかわることのないテレビ画面の向こうにいる人間に対してだったりするのである。
もちろんハナから関西人とわかっている人間に対しての評価は厳しい。特にお笑い芸人に対してはことさらである。大阪人にとって、
面白くない関西の芸人は『関西の恥』なのだ。
お前が関西の芸人を名乗るなっちゅうねん!!
てな具合に、情け容赦なしである。だって、そりゃそうでしょ!!生まれたときから、ボケとツッコミの世界で生きてきた人種なのだから・・・。たとえ普通のサラリーマンをやっていたって、日常会話においてとりあえずボケなければいけないこともある。つまらなければ「おもろないし!」とか言われちゃう。
別にお笑い芸人ちゃうしっ!!それでメシ食ってるわけちゃうしっ!!
なんてことは通用しない。
ところが、ずっと関西人じゃないと思っていた俳優や女優、アーティストなんかが、ある日テレビ画面で「実は関西出身なんですよ」と言って関西弁をしゃべり始めたりすると、一気に寛大になる。「へ〜関西出身なんやぁ。けっこうおもろいやん」・・・まったく単純このうえない。それまで、
「なんかイマイチ好きになれへんなぁ」と思っていた芸能人が、「結構ええヤツやん」に昇格するのだ。
びっくりするぐらい『いい加減』である。関西弁を話すという基準で好き嫌いを決める大阪人っていったい・・・。もうわけがわかりません
しかし、まったく逆の場合もある。たとえば関西の芸人が東京進出したりするこって多いでしょ。(芸人だけに限らずタレントやミュージシャンなんかもそう)影響を受けやすいタイプだと思うんだけど、それまでベタな関西弁を話していたのに、いつの間にやら関東弁をしゃべっちゃってるヤツ・・・。
それが関西の人間にはメッチャうっとーしい。べつにええねんで、どんな言葉しゃべっても・・・。個人の自由やし・・・。しかしこうも思うのだ。
関西の魂を売り渡したヤツ・・・。
関西意外の方はきっと思われることだろう。「なんて心が狭いんだ!」・・・。チッチッチ、違うんやな〜。関西弁は関西の誇る文化のひとつでもあるわけで、その文化を大切にしてほしいっちゅうことやねん。つまりは・・・・・・・・・・・・あ・・・しまった・・・語れば語るほど田舎モン根性まるだしやし・・・。やめとこ。