けなしの中にLOVEあり

大阪の女はあんまりホメられたことがない。悲しいかな私もそのうちのひとりだ。
その原因は大阪の男にあると言っても過言ではない。大阪の男はとにかくホメない。
照れ屋さんなのだろうか・・・。
またまた、東京で暮らしていた頃の話になるが、東京の男は歯の浮くようなことを平気で言うタイプが多い。
たとえば新しいスーツを着ていったとしよう。すると男性社員たちは、「そのスーツ素敵だね」とか「よく似合ってるよ」などとホメてくれる。
こんなこと大阪の男は絶対に言わない。それどころか気付きもしない。だから、こっちから「なぁ、なぁ、今日新しいスーツやねん」と言うわけだ。で、男は何と答えるかというと「ふ〜ん」・・・。
それで終わりかいっ!!他に言うことないんかいっ!!
と突っ込みたくなる。
ところが「ふ〜ん」で終わればまだマシな方だと思わなければならない。
仮にヘアサロンへ行って、髪型を変えてきたとする。イメージチェンジをしようと今までストレートだった髪にパーマをあてたとしよう。すると大阪男の言うことは「何や火事にでも合うたんか?」や「お前、頭バクハツしてんぞ」である。
どうよ!この言いぐさ。
言うにことかいて火事やとぉ、バクハツやとぉ・・・・。「オイこら、パーマ屋!1万2千円返しやがれっ」て感じである。
こんな大阪男たちであるが、その“火事”や“バクハツ”には微妙なニュアンスが含まれていることがあるから侮れない。マジでけなしているヤツもいるが、
実はビミョーに「こいつのことが好き」が入っていることもある。
大阪女としては、そこを見逃すわけにはいかない。つまり大阪女には、非常に高い注意力が要求されるのである。“けなす”という行為から「もしかして、この人は私のこと好きなんかも・・・」を嗅ぎわけなければならないからだ。
もしあなたが大阪男に惚れたなら、この言葉を思い出していただきたい。
けなしの中にLOVEあり!!