高速エスカレーター

皆さんは高速エスカレーターなるものをご存知だろうか?「ハァ〜?エレベーターの間違いじゃないの?」と思った人もいらっしゃるだろう。 いいえ、エレベーターではありません。れっきとしたエスカレーターなのです。
そう、大阪には高速エスカレーターがある!!
しかし、大阪のどこにでもあるわけではない。それは、近鉄難波駅の改札を出たところにある。エスカレーターのところに『こちらは高速エスカレーターです』と案内が出ているので すぐわかるはずである。ただ、お昼や休日に行っても見られない。平日の通勤ラッシュの時のみ高速運転になる。
それはそれは大変なスピードで、乗っている人の残像が見えるぐらいである。すいません・・・残像はウソです。それでも、やはりお年寄りや子供にはちょっと危険かな、 と思われるスピードであることは間違いない。せっかちな大阪人のビジネスマンは、その高速エスカレーターをさらに自足で上っていくのである。 さすが、世界中でいちばん歩くのが速いと言われている大阪人だけのことはある。

他府県の人からみれば、「なぜそんなに早く歩くの?」と疑問に感じられるかもしれない。でも当の大阪人も、なぜ自分がこんなに早く歩いているのかわかっていない。 というか、早く歩いている自覚すらない。だって生まれたときから、そのスピードの中で生活してるんやもん・・・。
ためしに、この前地下鉄御堂筋線の梅田駅で観察してみた。(ヒマか?・・・いえいえ、別にわざわざ行ったわけではなく、よく利用する駅ってだけです)そしたら・・・・・・
オーオー!!おるおる!!早足の人がぎょーさんいてはる!!
スーツ姿のお父さんも、OL風のお姉さんも、お兄さんも、お母さんも・・・ごっつい一生懸命に早足で歩いている。何をそんなに急いでいるのか?しかもここは、ホーム ですよ。電車を待ってるだけじゃないんですか?

しかも、大阪の駅には忍者がたくさんいる。
姿形は普通のサラリーマンなのだが、ヤツらはあきらかに忍者と見た!!
電車が駅に到着すると、サッと降りて電車に沿って一目散に駆け出す。そして発車の笛が鳴ると、違うドアからサッと乗り込む。目的のドアに到達するまでこれが繰り返される。どう見たって忍者でしょう。
頭のいい皆さんならもうおわかりだろう。そう!このサラリーマン忍者は降りる駅で、たとえば改札が一番近いとか、階段が一番近いとかに都合のいいドアまで移動しているのである。
何もそこまでして急がなくても・・・と思うのだが、しかしやっぱり急いでしまう。しかも無自覚で・・・。
こんな習性をもっている大阪だから、高速エスカレーターが登場するのも当然といえば当然の成り行きなのである。