たいがいやでっ!!
たいがいやでっ!!
いきなりだが、大阪人はこの「たいがい」をよく使う。もっとも今時の若者が使うかどうかはわからない。しかし、意味が通じないということはない。
どんな字を書くかというと、たぶん『大概』と書くのだと思う。これを広辞苑で調べると、次のような意味が書かれている。
@大体。あらまし。Aほどほど。適度。B多分。・・・などなど。だから、「大概の男性は・・・」や「仕事も大概片付いた」、また「冗談も大概にしろ」といった活用方法がある。
ところが、ところがだ!!大阪人の使い方はこうである。
「なぁなぁ、A子の彼氏また浮気したんやて?」
「そうや、あの男たいがいやでっ!!」
普通に解釈すれば、「そうです。あの男は大体です」か「そうです。あの男はほどほどです」になる。まったく意味不明だ。では正しい意味をお教えしよう。
「そうです。あの男は本当にどうしようもない男です」これが正解だ。「本当にどうしようもない男だ」が「たいがいやで」に集約される。便利〜!!
また、こういう活用方法もある。
「あの店の味、たいがいやで」(あの店の味は相当ひどい味である)
「たいがいうるさい女やなぁ」(鬱陶しいぐらいにうるさい女である)
とにかく大阪弁は何もかもが集約できる便利な言葉が数々ある。せっかくなので、もう1つだけ紹介しておこう。
オバちゃんがよく使う「いやっ!」を、ぜひ他府県の方々に紹介したい。その前にこの「いやっ」は嫌(いや)という意味ではないことを付け加えておこう。
スーパーで特売をしているトイレットペーパーを見て「いやっ!」と言ったら・・・
いやっ!昨日368円で買うたのに今日は230円やんか〜。それやったら今日買うたらよかったわ〜。
雨の日に電車の中で、隣の人の傘が触れて「いやっ!」と言ったら・・・
いやっ、ちょっと!あんたの傘で私の服が濡れたやないの。電車に乗ってる時はちゃんと傘たたんどいてよ!!
こうした「いやっ」や「たいがいやで」は、すべて豊かな表情とボディーランゲージが付いている。だから、たったひと言でも、言わんとしていることがすべて相手に伝わるからすごい。
この先、もしあなたが大阪に移り住むことがあれば、ぜひ習得していただきたい言葉のひとつである。